気まぐれな旅散記

旅行・散歩・登山が好きな20代会社員の気まぐれブログです!!旅や散歩の思い出を投稿します!!

【番外編】吾妻峡・吾妻渓谷(群馬)〜ダムの下に存在する渓谷の魅力〜

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どうも散歩人紅茶です!!

大変遅くなりました…今回は吾妻峡の番外編ということで、お役立ち情報、周辺のおすすめ場所、おすすめの動画を紹介します。

 

訪問時期:2023年7月・10月

※前回のブログの補足説明的なブログです。まだご覧になられていない方は、よろしければ先にこちらをご覧下さい。

teakimagurewalk.hatenablog.jp

【おすすめのアクセス方法】

吾妻峡へのおすすめのアクセス方法は3つあります。

(1)吾妻峡の周辺駐車場から

(2)八ッ場ダムから

(3)シャトルバスに乗る(期間限定)

(1)吾妻峡の周辺駐車場から

吾妻峡周辺には、横谷駐車場、渓谷パーキングと十二沢パーキング、道の駅あがつま峡の駐車場があります。

今回は期間限定のシャトルバスの停留所がある、横谷駐車場と十二沢パーキングと道の駅あがつま峡の3つの駐車場を紹介します。

①横谷駐車場

国道145号旧道を進むと一般車両通行禁止のゲートがあります。その手前にある駐車場が横谷駐車場です。

「吾妻渓谷入口」の交差点で曲がり旧道に入るところ以外は、国道145号を道なりに進むと着きますので、東京・渋川方面から来る人が比較的行きやすい場所となっています。また、車で国道145号の旧道をギリギリまで走りたい人にもおすすめです!!

 

②十二沢パーキング

猿橋付近にある駐車場が十二沢パーキングです。

どの駐車場よりも八ッ場ダム寄りにありますので、八ッ場ダムまで歩く距離を短くしたい人におすすめです!!※吾妻峡の散策路やハイキングコースを経由して、八ッ場ダムに行きたい人向け

③道の駅あがつま峡

道の駅あがつま峡は、駐車場として利用するのにあまりおすすめできません。

理由としては…

・他の駐車場に比べて、八ッ場ダムまで歩く距離があること(十二沢駐車場近くにあります猿橋まで歩いて35分かかる)*1

・国道現道へのアクセスが良い場所+道の駅の利用者もいることから混雑しやすいこと

 という2つのデメリットがあるからです。

ただし、期間限定のシャトルバスの始発がありますので、道の駅の利用と合わせてシャトルバスを使って吾妻峡を観光する場合にはおすすめできる駐車場です。

 

☆駐車場の位置や台数、ダムまでの歩く距離は、東吾妻町が作成しています「吾妻峡マップ」で確認できます。(「吾妻峡マップ」は下記のサイトから見ることができます。)

「吾妻峡マップ(PDF)」(東吾妻町のサイトより)

www.town.higashiagatsuma.gunma.jp

リンク取得日:2023/12/31

(2)八ッ場ダムからアクセス

八ッ場ダムの天端から見た吾妻峡

八ッ場ダムの駐車場からダムのエレベーターを使って、吾妻峡にアクセスする方法もあります。この方法ですと八ッ場ダムに立ち寄るついでに吾妻峡を見学することができます。また、上田・草津方面からアクセスする人、川原湯温泉に立ち寄るついでに行きたい人はこの方法がおすすめです!!

ただし、

・エレベーターがかなり混みやすいこと

・エレベーターの運行時間がありその時間を過ぎてしまうと帰るのが大変になります!!

そこは注意です!!

☆エレベーターの運行時間、アクセス方法に関しましては、国道交通省関東地方整備局のサイトで確認できます。

www.ktr.mlit.go.jp

リンク取得日:2023/12/30

(3)シャトルバスで向かう※期間限定

期間限定でシャトルバスが走っています。

吾妻線岩島駅からも走っているので電車の利用者にも便利です。

☆詳しくは「お役立ち情報」①でお伝えします。

【お役立ち情報】

①期間限定でシャトルバスが走行している

期間限定で、吾妻線岩島駅・道の駅あがつま峡~吾妻峡(各所)~八ッ場ダム真下を結ぶシャトルバスが走っています。均一料金大人200円・子供100円で乗ることができますので、歩き疲れた時でも気軽に乗って帰ることができます。ただし、ICカードは使えず現金のみです。

☆運行期間・走行ルート・時刻表に関しましては、関越交通株式会社のサイトで確認できます。

kan-etsu.net

リンク取得日:2023/12/18

②一般車両通行禁止区間がある

横谷駐車場の説明で少し書きましたが、国道145号の旧道は、横谷駐車場~八ッ場ダムが一般車両が通行禁止区間となっています。つまり、関係者以外は車で八ッ場ダムまで行くことができませんので注意です!!

↑横谷駐車場の場所(ゲートがある位置)

【周辺のおすすめ場所】

道の駅あがつま峡f:id:KimagureTwalk:20231115183855j:image

ここをおすすめする理由は、国道145号(現道)からもアクセスしやすい場所にあり、帰りにふらっと立ち寄ることができるからです。また、足湯と温泉があり、ゆっくり体を休めることもできます。

そして、少し歩けばふれあい大橋があるのですが、ここからも吾妻峡の景色が楽しめます。それがこちら↓ちなみにここが吾妻峡のはじまりとなっています。

私が吾妻峡を初めて見た場所がここです。当時、エメラルドグリーンの色した水の綺麗さに感動しました。

☆道の駅あがつま峡のサイトはこちら

agatsumakyo.jp

【マニアックな情報コーナー】

このコーナーでは、私が見つけたおすすめ動画・ブログ・サイトを紹介しています!

マニアックですが、見ていただくことで吾妻峡についてちょっと詳しくなれます!!

今回はこちら!!

doala777様「2014.11.13 通行止め直前。八ッ場ダムに沈む国道145号」

吾妻峡沿いを通っている国道145号(旧道)の映像です。ダムに沈む前の吾妻峡周辺の様子がわかります。動画は、ふれあい大橋の近くの信号から…

youtu.be

リンク掲載日:2023/12/30

【動画の早見表】※個人的に推測した時間です。

散策路になっている区間:3分23秒~6分3秒

①横谷駐車場(一般車両規制開始区間):3分23秒

②落石注意の看板:3分35秒

③樽沢トンネル:4分2秒

④松谷トンネル(吾妻峡の看板):4分34秒

⑤鹿飛橋入り口:4分40秒

⑥紅葉台入口:5分15秒

長野原町の看板あった場所:5分30秒のカーブ付近※

八ッ場ダム建設現場:6分3秒

⑨6分3秒~:水没区間

長野原町の看板に関しましては、こちらの動画では確認できませんでしたが他の人の動画で確認済みです。

前回のブログで掲載した、落石注意の看板、松谷トンネルもしっかりと映っていました。撤去せず今もその姿が見れることに感動です!!

また、以前は吾妻峡周辺はカーブが多くあり、吾妻峡を通り抜けるのに今よりも時間がかかっていたんでしょうね…(現道の国道145号は、吾妻峡付近をトンネルで通り抜けることができるため、カーブはほとんどありません。)

以前の吾妻峡の姿が見れる、貴重な動画を投稿したdoala777様に感謝です。

【最後に】

これで吾妻峡(吾妻渓谷)についてのご紹介は以上です!!最後までご覧いただきありがとうございます!!

 

これからも気まぐれにブログを投稿いたしますので、

2024年もよろしくお願いいたします。

以上、散歩人紅茶でした!!良いお年を👍

 

[編集後記]

今回のブログは、前回作成した際にスマホだと見えづらくなってしまったという反省を活かし、内容はほとんどスマホで入力しました。

通勤時間の合間にスマホで入力してブログを書き。見出しの設定・注釈はパソコンで入力という二刀流方式でなんとか仕上げていました…

正直大変でめんどくさいです。でも、面倒くさいと思いながらずっと書いているので、やっぱり文章を書くことが好きなんだろうなと思ってしまいます。

最後に、吾妻峡のブログを書き終えて思ったこと…

やっぱり、紅葉が見頃の時に吾妻峡行きたかったなぁ〜!!!

                (散歩人紅茶)

 

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teakimagurewalk.hatenablog.jp

次回→

to becontinue…

吾妻峡(群馬):ダム下にある渓谷の魅力

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どうも、散歩人紅茶です。

今回は、群馬県にあります吾妻峡(吾妻渓谷)について紹介していきます。

          訪問時期:2023年7月・10月

吾妻峡とは…

吾妻峡(吾妻渓谷)について軽くご紹介!!

吾妻峡(吾妻渓谷)は、群馬県東吾妻町長野原町にある渓谷です。吾妻川のふれあい大橋〜新蓬莱までの区間が吾妻峡と呼ばれています。

ふれあい大橋から見る吾妻峡

関東の耶馬渓と呼ばれているほど景観が美しい場所となっており、国指定名勝にも指定されています。紅葉の名所としても有名です。*1

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2020年に渓谷の上流に八ッ場ダムが完成したことで、吾妻峡の周辺の道路や鉄道が大きく変わりました。それにより、吾妻峡周辺では廃道や廃線を見ることができます。

それでは、吾妻峡の魅力を紹介していきます!!

魅力①:綺麗なエメラルドグリーンの川

吾妻峡には吾妻川が流れており、その川がとにかく綺麗なのです。

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川の特徴は、エメラルドグリーンの色をしていること。そして、エメラルドグリーンの色した川と渓谷の木々や岩肌が合わさり、見事な景観を作り出しています。

おすすめの場所:紅葉台の吊り橋

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松谷トンネルと旧熊の茶屋間にあります。撮影スポットとなっているようでカメラを持った人が多くいらっしゃいました。

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ここをおすすめする理由は、太陽の光が差したときの景色がものすごく綺麗だから!!太陽の光がエメラルドグリーンの川に照らされることで、水面がキラキラし始めます。

(この変化を見て感動!!つい写真を撮ってしまいました!!)

魅力②:紅葉

吾妻峡は紅葉の名所としても有名です。

本当なら紅葉が綺麗な光景をお見せしたいのですが、私が訪問した時は時期が悪かったのか…

このように、所々でしか色づいていませんでした…(涙)

見頃ではありませんが写真を載せておきます。

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散策路を歩いてる途中でも紅葉を楽しむことができます。

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八ッ場ダムの真下にある、写真スポット付近で撮影した写真。奥蓬莱と険しい谷と紅葉をセットに撮ることができます。

川と紅葉、岩肌と紅葉、橋と紅葉など、所々でいろんな見方ができるので、ぜひ自分の好きな景色を探してみてください。

魅力③:ダムと渓谷のコラボレーション

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渓谷の散策路を進んで行くと、突然ラスボスのように八ッ場ダムが立ちはだかっています。豊かな自然の中に唐突にダムが現れる光景には少々戸惑いますが…

自然と人工物という反対の物がうまく混ざり合って良い景観を作り出しているのがなかなかおもしろいです。

おすすめの場所1:吾妻峡八ッ場駅付近展望台

八ッ場ダムから見た展望台の位置

八ッ場吾吾妻峡駅付近の階段を降りた先にあります。

ここでは川の近くに展望台は存在しているので、どこよりもダムを下から見上げる形で、ダムから渓谷の変化を見ることができます。

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左が岩肌なのに右はコンクリート。しかも、マリオが出てきそうな土管付きです。

おすすめの場所2:小蓬莱の真下

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位置的は、八ッ場ダムの真下の南側の川沿い、小蓬莱の展望台の階段を降りた場所です。奥にそびえ立つ奥蓬莱をバックに、水がダムから渓谷に流れ出る光景を近くで見ることができます。

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ちなみに、ここは八ッ場ダムを真下から見学できるスポットでもあります。

八ッ場ダムについては、また別の機会に紹介します。

魅力④:国道の廃道探索

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散策路となっている道は、国道145号の廃道で、ダムができる前は東京~草津・嬬恋を結ぶメインルートとなっていました。

一般車両が入れないようにゲートがある

ダム完全後は、横谷駐車場~八ッ場ダム間は一般車両が通行禁止区間となり、散策路とダム関係者やシャトルバスが通る道路として整備されました。

しかし、当時の面影が完全になくなったわけでなく、所々に国道の痕跡が残っています。例えばこれ↓

廃道となる前にも使われていた、落石注意の看板が残っています。

高さ制限の看板(以前からあったかは不明)

車に乗っていれば度々見かける市町村の看板。国道の面影を残そうとあえて残してくれたんでしょうか。

おすすめの場所:松谷トンネル付近

f:id:KimagureTwalk:20231106184201j:image松谷トンネルは道路が一車線分しか確保できなかった関係で、草津・嬬恋方面は渓谷沿い、東京・渋川方面はトンネルを通過するように整備されました。今はトンネルに入ることはできません。

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トンネルの周辺では、吾妻峡の看板、幅員減少の看板と紅葉を同時に見ることができます。「吾妻峡の廃道探索をした」という記念写真を撮るのにはすごく良い場所だと思います。

☆番外編の「おすすめ動画」では、国道として使われていた頃の動画を紹介しています。写真の場所も映っていますので、ぜひ見比べてみてください!!

魅力⑤:鉄道の廃線見学

吾妻峡は、国道の廃道だけでなく、鉄道の廃線も見ることができます。

八ッ場ダムの前で途切れた架線と速度制限標識が残る

当時、草津に行く路線として有名な吾妻線が渓谷沿いに走っていたのですが、ダム建設によって一部区間が沈むことから、2014年10月にルートが変更されました。

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吾妻峡付近にある線路も、その時に廃線となり電車は通らなくなりましたが、未だに線路や架線柱が残された状態で残っています。

(以前は電車に乗りながら渓谷の景色を楽しめたのでしょうね…)

おすすめの場所:樽沢トンネル

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猿橋から八ッ場ダム方面へちょっと歩いたところにある廃線のトンネルです。

このトンネル「日本一短いトンネル」として有名でした。その全長約7.2メートル!!今は電車が走らなくなったことから「元日本一短いトンネル」と呼ばれています。

廃線を活かしたアクティビティ:「レールバイク アガッタン」

アガッタンの渓谷コース(吾妻峡レールバイクアガッタンのサイトより)

廃線を間近で楽しむことができるアクティビティが「レールバイク アガッタン」です。廃線の線路の上を自転車のように漕ぎながら、吾妻峡の景色を楽しむことができます。

先程紹介した「樽沢トンネル」を実際に通り抜けることができるなど、当時の吾妻線の車窓と同じ景色を見ることができます。

(私も体験したことがないので乗ってみたい…)

吾妻峡八ッ場ダム

吾妻峡八ッ場ダム駅で案内してくれた人の話によると、予約しても二ヶ月待ちだそうです…非常に人気のアクティビティなので予約は早めに…*2

自転車型トロッコ アガッタン | JR吾妻線廃線敷き 蘇るロストライン | 新感覚のレールアトラクション ~ あの樽沢トンネルを体験してみよう

↑こちらのリンクから予約をする事ができます。

(リンク取得日:2023/11/12)

まとめ

今回は、吾妻峡の魅力とおすすめの場所をご紹介いたしました。

景観が楽しめるだけでなく、ダム建設によるインフラの変化も学べる貴重な場所だと思います。興味がある方はぜひ訪れてみてください!!

次回予告

次回は、吾妻峡(番外編)では、以下の情報を載せる予定です。

【アクセス方法】

【周辺のおすすめ場所】:お土産屋、道の駅、温泉施設、観光場所など、足を伸ばせばふらっと気楽に行ける場所の紹介しています。

【お役立ち情報】:観光するに当たって役立つ情報や注意点などを紹介しています。

【おすすめの動画・ブログ】:その場所についてより知っていただくため、おすすめの動画やブログを紹介しています。

【編集後記】:今回のブログを書いた感想や反省点を思うがままに書いています。

 

ぜひこちらもご覧ください!!

最後まで読んでいただきありがとうございました

【旅の思い出No.1】日本一モグラの駅に行ってみた(上越線 土合駅)

 

※はじめにこのブログは、PC向けに作られています。スマホだと見づらい場合がありますので、ご了承ください。

 

皆さんはじめまして、散歩人紅茶と申します。

人生初のブログ作成なので…拙い部分もあるとは思いますが

最後まで見ていただけると嬉しいです。

 

今回は、群馬県みなかみ町にあります

「日本一モグラの駅」土合駅について紹介します。

 

土合駅は気になるけど…どういう場所か知らない。」

土合駅の雰囲気を知りたい。」

という人のために…感想を踏まえながら

雰囲気を伝えることができたらいいなと思っております。

 

写真は全て(引用を除く)、私のスマホで撮っています。

画質が悪い場合がありますので、ご了承ください。

 

なお、訪問時期は2023年の5月上旬です。

 

☆目次☆

 

土合駅とは〕

「ようこそ日本一のモグラのえき土合へ」の看板がある

土合駅は、群馬県みなかみ町にあるJR上越線の駅です。

群馬最北端の駅であり「関東の駅百選」に選ばれています。

谷川岳の近くに駅がありますので、登山客の利用駅になっています。

土合駅の特徴〕

 

この駅の最大の特徴は

上り線(上野方面)と下り線(新潟方面)で

ホームの位置が違うことです。

 

上り線は地上にあるため、改札入ってすぐホームにたどり着けますが…

下り線はトンネル内にあります。

 

下り線の地下ホームたどり着くためには

143メートルの連絡通路と338メートルの階段

を通らなくてはいけません。

電車に乗る前に試練を課せられているようですね(笑)

 

このような珍しい駅であるがゆえに、観光スポットになっています。

実際、私が行ったときも多くの観光客が訪れていました。

 

〔繁忙期の面影を残す駅舎内部〕

〔駅舎〕

駅舎

駅舎は、三角屋根が特徴ですね。

 

「雪が積もらないようにこのような設計になったのか?」

「山をイメージしたのかな?」

と三角になった理由をいろいろ考えましたが…

正解は、谷川岳をモチーフにしているそうです。

 

〔待合室〕

待合室には、きっぷ売場がありますが、

今は無人駅となっており、駅員はいません。

待合室

昔はここでお客様にきっぷを渡していたんでしょうか…

ちょこんとおかれた駅員の帽子が寂しさを漂わせます。

 

土合駅の案内板と工事記念のプレート

待合室の一角には、

・登山のコースが書かれた地図

土合駅の案内板

・「上越南線直轄工事記念」書かれたプレート

 があります。

〔改札口〕

改札口は、今は無人駅なので

誰でもフリーに入ることができます。

(入場券を払う場所を探しましたがなかったです。)

改札口

今は、駅員さんの代わりに、

みなかみ町ゆるキャラ「おいでちゃん」が見守っていました。

 

ちなみに、張り紙に書かれていますように

土合駅交通系ICカードSuica」が使えないので注意です。

(どうやら、乗車駅証明書はあるらしい…)

 

行き先の看板には

1番線に「越後湯沢・小出・長岡・新潟方面」 

2番線に「水上・高崎・大宮・上野方面」

と書かれていました。

 

「大宮・上野」が書かれていたのは結構衝撃でしたね。

土合駅は、臨時列車が来ることがありますから

それに対応させているのかもしれません。

 

〔カフェ!?〕

精算所

先程のきっぷ売場と精算所の布の向こう側はかつての駅務室であり

今は「駅茶 mogura」というカフェになっています。

 

私は行ったときは、営業時間外で中は見れませんでしたので、

今度行く機会ありましたら入ってみたいですね。

 

☆「駅茶 mogura」のリンクは後ほど紹介いたします。 

 

〔ちょっと不気味な…連絡通路〕

実は、有名なトンネルへは駅舎からすぐに行けるわけではありません。

外から見た通路

国道と川を越えるため、143メートルの連絡通路を通らなくてはなりません。

では、連絡通路に進んで行きましょう!!

〔扉から見えたあの施設〕

目の前に扉があったので覗いてみると、キャンプ場みたいな場所が、

調べてみると、「DOAI VILLAGE」というグランピング施設でした。

キャンプだけではなく、サウナもできるそうです。

 

「DOAI VILLAGE」というグランピング施設は「駅茶 mogura」と共に

土合駅の活用プロジェクトの一環として作られたそうです。

無人駅となって、寂しい光景を見せる中...新しい取り組みによって

土合駅は少しずつ生まれ変わっているように感じますね。

 

下のリンクで

「DOAI VILLAGE」「駅茶 mogura」の紹介とグランピング施設の予約

を見ることができます。気になる人は、ぜひご覧下さい!

 

☆「DOAI VILLAGE」と「駅茶 mogura」のリンク

doaivillage.com

 

〔通路〕

学校の渡り廊下みたいな通路を進みます。

連絡通路には24段の階段があり、ここで初めて階段が出てきます。

昼間なのに暗いです。不気味ですね…

日が暮れたらもっと怖いんだろうな…

冬だったらこれに寒さが加わるんだな…

恐ろしい…

 

湯檜曽川を渡る通路

先ほどの扉を抜けると、ザーという音が聞こえてきます。

窓から覗いてみると、綺麗な川が流れています。

 

川の名前は湯檜曽川。

下流で、日本で二番目に長い利根川と合流します。

そして、川を渡る通路を抜けた先が…

〔名所!!深く長いトンネルの階段〕

到着しました!!有名なトンネルの階段!!

〔トンネルの階段〕

トンネルと階段(310段付近)

やっっぱり深い!!

先に伸びる階段…下のホームがほとんど見えません。

 

143メートルの通路を通り抜け、この景色を見た人はこう思っただろう…

「ホームはまだかと」

 

階段の横には謎のスペースがある

階段の横には泥が混じった謎のスペースが

「ここにエスカレーターを設置すれば、移動が楽になりそうだな。」

と思っていましたが…

実際にエスカレーターを作る計画はあったそうです。

〔階段の下〕

途中で設置されているベンチで休みながら、

一段一段ずつ下っていきます。

そして、階段の下に到着!!

モグラの駅」の看板と階段

ほんと…よく…歩いてきたと思いますね(笑)

 

階段の始まり付近には

「ようこそモグラの駅へ」という看板があります。

その看板には以下の情報が…(要約)

 

階段:338メートル 462段

連絡通路:143メートル(階段24段)

駅舎と下りホームの標高差:70.7メートル

改札口までの所要時間:約10分

 

毎日、この駅で通勤しろと言われたら、一週間くらいで心折れそうですね…

 

〔「土木学会選奨土木遺産」にも指定されている〕

土木学会選奨土木遺産」のプレート

看板の近くの壁には、

土木学会選奨土木遺産」のプレートがあります。

 

土合駅も「JR上越線清水トンネル関連施設群」の一つ

土合駅構内土合斜坑」として認定されているそうです。

このトンネルは、斜坑として活用された後、旅客駅になったのですね。

 

そもそも、「土木学会選奨土木遺産」ってなんだ?

と思い、私も調べてみました。

土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存に資することを目的として、平成12年に認定制度を設立いたしました。
推薦および一般公募により、年間20件程度を選出しています。

土木学会選奨土木遺産」(土木学会選奨土木遺産委員会)より

つまり、歴史的にみて、保存する価値があると見なされた土木建造物が

土木学会選奨土木遺産」に選定されているそうです。

(ざっくりとした説明で申し訳ないです。)

 

土合駅の他にも、銀座線・聖橋・いろは坂が選定されています。

結構、有名な場所も多くてびっくりですね!

 

土木学会選奨土木遺産」について詳しく知りたい人は

下のリンクをご覧下さい↓

☆「土木学会選奨土木遺産」(土木学会選奨土木遺産委員会)

https://www.jsce.or.jp/contents/isan/

 

土合駅の歴史」や「土合駅土木学会選奨土木遺産に選ばれた経緯」

に関するサイトも見つけましたので、気になる人はぜひ↓

☆「JR上越線清水トンネル関連施設群」(土木学会関東支部事務局)

土木学会関東支部 悠悠・土木 / 土木遺産 / JR上越線清水トンネル関連施設群

 

〔様々な変化が起こっている地下ホーム〕

それでは、ホーム見てみましょう!!

〔違和感を感じたホーム〕

高崎・上野方面(電車はこっちからやってくる)

最初にこのホームを見たとき、かなりの違和感を覚えました。

 

この広さなのに、乗降スペースが狭いこと…

明らかに、今使われているホームが後付けされていること…

現行ホームと左側のスペースの間に隙間があること…

 

ホームと待合室の間に隙間がある

「はは~ん、これはもしかしたら

 現行の線路の他に別の線路が敷いてあったな。」

と思い調べて見たら正解だったようです。

 

以前は、今ある線路が通過線として扱われており、

その他に待避線があったそうです。

 

ということは…

現行のホームの下に以前は待避線が敷かれており

待合室がある場所が昔のホームだったと考えられます。

 

長岡・新潟方面

上の写真をよく見てみると

右のスペースの端に黒い4本線が引かれていることから

右のスペースが昔のホームであったことは間違いなさそうですね。

 

ここで、

待避線がある時の貴重な映像を、YouTubeで見つけました。

YouTube土合駅を通過するムーンライトえちご

 (かと☆チャン様)

youtu.be

昔の土合駅はもっと暗くて怖いですね…

この動画見ると、待合室がある場所が

昔のホームであったことがわかります。

 

〔トイレは使用中止になっていた…〕

トイレ(今は使えない)

以前は、地下ホームのトイレは使えたようですが…

今は使用中止になっていました。(2023年現在

トイレは、地上に駅舎外(駅舎の左側)にありますので、

駅に入る前にトイレは済ませた方が良さそうです。

 

〔地下でビール造り!?〕

トンネル内の寒さを活用して、特製ビールが作られている

おもしろいと思ったのは、昔の運転事務室が、

クラフトビールに熟成の場となっていました。

トンネルの寒さを活用してクラフトビールが作られているんですね。

 

ここで作られたクラフトビールは、「モグラ熟成ビール」として

イベントの時にふるまわれるそうです。

 

〔よみがえる階段の試練〕

一通りホームを見学したので、帰ろうと思います。

 

しかし、帰るのにも…

338メートル462段の階段を上がり

階段24段付きの143メートルの通路を通り抜け約10分かけて

改札口に向かわなくてはいけません。

 

再び始まる階段の試練

下から見上げるこの光景…まるでハンター試験の始まりのようです。

 

〔階段に刻まれた目印〕

実は、階段にはとある目印があります。

数字が書かれた階段

それがこれ!!

段数がわかるようになっているのです。

 

つまり、486段を目標にして、数えながら上れば

モチベーションを維持できるではないか!?

 

では、数えながら上がっていきましょう…

1.2.3.4.5…

100段目…

 

200段目…

350段ちょい...

 

〔462段目〕

462段!!

トンネル区間である462段の階段を突破。

残りは143メートルの連絡通路だけなので、ここまでくればあと少しです。

 

そういえば、階段に刻まれた「1987-9」これは何でしょうか…

1987年9月で調べて見ましたが、何にも出てこないんですよね。

1987年は、国鉄がJRになった年だからそれと関係あるのか…

(知っている人がいらっしゃいましたら、コメントください)

 

〔扉からの応援メッセージ〕

お疲れ様の標識

実は、川を越えた後にある扉には、応援するメッセージが!!

しっかりと、出口までの距離と段数も示してくれてます。

 

テレビであったら、

「負けないで、もう少し、最後まで走り続けて~♪」

の曲がこのあたりから流れ出しそうですね。

 

〔最後の階段〕

最後の階段と通路

最後の階段です。しっかりと486段を示す数字が!!

最後の階段486段と通路

486段目を乗り越えれば、後は歩くだけです

そして、連絡通路を突破!!お疲れ様でした~

 

〔筆者が思う 土合駅に行く時の注意事項〕

土合駅に行く時の注意事項を書いていこうと思います。

 

①電車の本数が少ない

電車で行こうとしているあなた!!

土合駅は、電車の本数が少ないので注意してください。

 

平日一日5本

休日一日6本(一本は運転日注意)

※「臨時特急」は除く

(2023年10月現在)

 

くれぐれも乗れ損ねには注意です。

 

②トイレは、ホームに入る前に済ましておくこと

先程も述べました通り、

地下のホームのトイレは使用中止になっており、

トイレをするなら駅舎外(駅舎の横)しかありません。

 

トイレは、駅舎に入る前か待合室で待っている時に

済ましておいた方が良さそうです。

 

③体が不自由な人、怪我している人、体力がない人は行かない方が良い

こちらも先程述べました通り、地下ホームへは、

338メートル462段トンネルの階段と階段24段付きの143メートルの連絡通路

二つの関門を通り抜ける必要があります。

 

もちろん、スロープやエスカレーターがなく、バリアフリー化しておりません。

 

体が不自由な人、怪我している人、体力がない人は

出入り口から地下ホームへ(逆も然り)

行かないことをおすすめします。

〔感想〕

今回は、土合駅について紹介していきました。

 

「日本一のモグラの駅」と名乗るだけあって、

深さに驚いたのはもちろん。

 

薄暗い通路や先の見えない階段などもあり、

冒険している気分を味わえました。

 

また、無人駅となり寂しさが残っていましたが

駅事務室を活用したカフェやホームの寒さを活用したビールなどの

新しい取り組みによって徐々に変化しているように感じました。

 

今後の変化が楽しみです。

 

〔リンクまとめ〕

土合駅に行くに当たって、役立ちそうなリンクをまとめました。

(今回使わせていただいたリンクも入ってます。)

 

☆「JR東日本 土合駅

 駅の情報、駅構内図、時刻表を知りたい人はこちら↓

www.jreast.co.jp

リンク取得日:2023/10/15

 

☆「Google map」

 土合駅の場所を調べたい人はこちら↓

maps.app.goo.gl

リンク取得日:2023/10/09

 

☆「群馬県みなかみのグランピングDOAI VILLAGEとは?」

 「DOAI VILLAGE」と「駅茶 mogura」のリンクです。

 「DOAI VILLAGE」と「駅茶 mogura」の紹介が見たい人

 グランピング施設の予約をしたい人はこちら↓

doaivillage.com

リンク取得日:2023/10/09

 

☆「土木学会選奨土木遺産」(土木学会選奨土木遺産委員会)

土木学会選奨土木遺産」について

もっとを知りたい人はこちら↓

https://www.jsce.or.jp/contents/isan/

リンク取得日:2023/10/09

 

☆「JR上越線清水トンネル関連施設群」(土木学会関東支部事務局)

土合駅の歴史土合駅が「土木学会選奨土木遺産に選ばれた経緯

が知りたい人はこちら↓

https://www.jsce.or.jp/branch/kanto/04_isan/h29/h29_6.html

リンク取得日:2023/10/09

 

YouTube土合駅を通過するムーンライトえちご

(かと☆ちゃん様)

待避線がある時代の動画は、

かと☆チャン様のチャンネルから引用させていただきました。

ありがとうございます。動画はこちら↓

https://youtu.be/aRvjFJ_-7BI?feature=shared

リンク取得日:2023/10/09

 

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

 

私はブログを気まぐれに更新していたしますので、

これからもよろしくお願いいたします。