気まぐれな旅散記

旅行・散歩・登山が好きな20代会社員の気まぐれブログです!!旅や散歩の思い出を投稿します!!

【旅の思い出No.1】日本一モグラの駅に行ってみた(上越線 土合駅)

 

※はじめにこのブログは、PC向けに作られています。スマホだと見づらい場合がありますので、ご了承ください。

 

皆さんはじめまして、散歩人紅茶と申します。

人生初のブログ作成なので…拙い部分もあるとは思いますが

最後まで見ていただけると嬉しいです。

 

今回は、群馬県みなかみ町にあります

「日本一モグラの駅」土合駅について紹介します。

 

土合駅は気になるけど…どういう場所か知らない。」

土合駅の雰囲気を知りたい。」

という人のために…感想を踏まえながら

雰囲気を伝えることができたらいいなと思っております。

 

写真は全て(引用を除く)、私のスマホで撮っています。

画質が悪い場合がありますので、ご了承ください。

 

なお、訪問時期は2023年の5月上旬です。

 

☆目次☆

 

土合駅とは〕

「ようこそ日本一のモグラのえき土合へ」の看板がある

土合駅は、群馬県みなかみ町にあるJR上越線の駅です。

群馬最北端の駅であり「関東の駅百選」に選ばれています。

谷川岳の近くに駅がありますので、登山客の利用駅になっています。

土合駅の特徴〕

 

この駅の最大の特徴は

上り線(上野方面)と下り線(新潟方面)で

ホームの位置が違うことです。

 

上り線は地上にあるため、改札入ってすぐホームにたどり着けますが…

下り線はトンネル内にあります。

 

下り線の地下ホームたどり着くためには

143メートルの連絡通路と338メートルの階段

を通らなくてはいけません。

電車に乗る前に試練を課せられているようですね(笑)

 

このような珍しい駅であるがゆえに、観光スポットになっています。

実際、私が行ったときも多くの観光客が訪れていました。

 

〔繁忙期の面影を残す駅舎内部〕

〔駅舎〕

駅舎

駅舎は、三角屋根が特徴ですね。

 

「雪が積もらないようにこのような設計になったのか?」

「山をイメージしたのかな?」

と三角になった理由をいろいろ考えましたが…

正解は、谷川岳をモチーフにしているそうです。

 

〔待合室〕

待合室には、きっぷ売場がありますが、

今は無人駅となっており、駅員はいません。

待合室

昔はここでお客様にきっぷを渡していたんでしょうか…

ちょこんとおかれた駅員の帽子が寂しさを漂わせます。

 

土合駅の案内板と工事記念のプレート

待合室の一角には、

・登山のコースが書かれた地図

土合駅の案内板

・「上越南線直轄工事記念」書かれたプレート

 があります。

〔改札口〕

改札口は、今は無人駅なので

誰でもフリーに入ることができます。

(入場券を払う場所を探しましたがなかったです。)

改札口

今は、駅員さんの代わりに、

みなかみ町ゆるキャラ「おいでちゃん」が見守っていました。

 

ちなみに、張り紙に書かれていますように

土合駅交通系ICカードSuica」が使えないので注意です。

(どうやら、乗車駅証明書はあるらしい…)

 

行き先の看板には

1番線に「越後湯沢・小出・長岡・新潟方面」 

2番線に「水上・高崎・大宮・上野方面」

と書かれていました。

 

「大宮・上野」が書かれていたのは結構衝撃でしたね。

土合駅は、臨時列車が来ることがありますから

それに対応させているのかもしれません。

 

〔カフェ!?〕

精算所

先程のきっぷ売場と精算所の布の向こう側はかつての駅務室であり

今は「駅茶 mogura」というカフェになっています。

 

私は行ったときは、営業時間外で中は見れませんでしたので、

今度行く機会ありましたら入ってみたいですね。

 

☆「駅茶 mogura」のリンクは後ほど紹介いたします。 

 

〔ちょっと不気味な…連絡通路〕

実は、有名なトンネルへは駅舎からすぐに行けるわけではありません。

外から見た通路

国道と川を越えるため、143メートルの連絡通路を通らなくてはなりません。

では、連絡通路に進んで行きましょう!!

〔扉から見えたあの施設〕

目の前に扉があったので覗いてみると、キャンプ場みたいな場所が、

調べてみると、「DOAI VILLAGE」というグランピング施設でした。

キャンプだけではなく、サウナもできるそうです。

 

「DOAI VILLAGE」というグランピング施設は「駅茶 mogura」と共に

土合駅の活用プロジェクトの一環として作られたそうです。

無人駅となって、寂しい光景を見せる中...新しい取り組みによって

土合駅は少しずつ生まれ変わっているように感じますね。

 

下のリンクで

「DOAI VILLAGE」「駅茶 mogura」の紹介とグランピング施設の予約

を見ることができます。気になる人は、ぜひご覧下さい!

 

☆「DOAI VILLAGE」と「駅茶 mogura」のリンク

doaivillage.com

 

〔通路〕

学校の渡り廊下みたいな通路を進みます。

連絡通路には24段の階段があり、ここで初めて階段が出てきます。

昼間なのに暗いです。不気味ですね…

日が暮れたらもっと怖いんだろうな…

冬だったらこれに寒さが加わるんだな…

恐ろしい…

 

湯檜曽川を渡る通路

先ほどの扉を抜けると、ザーという音が聞こえてきます。

窓から覗いてみると、綺麗な川が流れています。

 

川の名前は湯檜曽川。

下流で、日本で二番目に長い利根川と合流します。

そして、川を渡る通路を抜けた先が…

〔名所!!深く長いトンネルの階段〕

到着しました!!有名なトンネルの階段!!

〔トンネルの階段〕

トンネルと階段(310段付近)

やっっぱり深い!!

先に伸びる階段…下のホームがほとんど見えません。

 

143メートルの通路を通り抜け、この景色を見た人はこう思っただろう…

「ホームはまだかと」

 

階段の横には謎のスペースがある

階段の横には泥が混じった謎のスペースが

「ここにエスカレーターを設置すれば、移動が楽になりそうだな。」

と思っていましたが…

実際にエスカレーターを作る計画はあったそうです。

〔階段の下〕

途中で設置されているベンチで休みながら、

一段一段ずつ下っていきます。

そして、階段の下に到着!!

モグラの駅」の看板と階段

ほんと…よく…歩いてきたと思いますね(笑)

 

階段の始まり付近には

「ようこそモグラの駅へ」という看板があります。

その看板には以下の情報が…(要約)

 

階段:338メートル 462段

連絡通路:143メートル(階段24段)

駅舎と下りホームの標高差:70.7メートル

改札口までの所要時間:約10分

 

毎日、この駅で通勤しろと言われたら、一週間くらいで心折れそうですね…

 

〔「土木学会選奨土木遺産」にも指定されている〕

土木学会選奨土木遺産」のプレート

看板の近くの壁には、

土木学会選奨土木遺産」のプレートがあります。

 

土合駅も「JR上越線清水トンネル関連施設群」の一つ

土合駅構内土合斜坑」として認定されているそうです。

このトンネルは、斜坑として活用された後、旅客駅になったのですね。

 

そもそも、「土木学会選奨土木遺産」ってなんだ?

と思い、私も調べてみました。

土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存に資することを目的として、平成12年に認定制度を設立いたしました。
推薦および一般公募により、年間20件程度を選出しています。

土木学会選奨土木遺産」(土木学会選奨土木遺産委員会)より

つまり、歴史的にみて、保存する価値があると見なされた土木建造物が

土木学会選奨土木遺産」に選定されているそうです。

(ざっくりとした説明で申し訳ないです。)

 

土合駅の他にも、銀座線・聖橋・いろは坂が選定されています。

結構、有名な場所も多くてびっくりですね!

 

土木学会選奨土木遺産」について詳しく知りたい人は

下のリンクをご覧下さい↓

☆「土木学会選奨土木遺産」(土木学会選奨土木遺産委員会)

https://www.jsce.or.jp/contents/isan/

 

土合駅の歴史」や「土合駅土木学会選奨土木遺産に選ばれた経緯」

に関するサイトも見つけましたので、気になる人はぜひ↓

☆「JR上越線清水トンネル関連施設群」(土木学会関東支部事務局)

土木学会関東支部 悠悠・土木 / 土木遺産 / JR上越線清水トンネル関連施設群

 

〔様々な変化が起こっている地下ホーム〕

それでは、ホーム見てみましょう!!

〔違和感を感じたホーム〕

高崎・上野方面(電車はこっちからやってくる)

最初にこのホームを見たとき、かなりの違和感を覚えました。

 

この広さなのに、乗降スペースが狭いこと…

明らかに、今使われているホームが後付けされていること…

現行ホームと左側のスペースの間に隙間があること…

 

ホームと待合室の間に隙間がある

「はは~ん、これはもしかしたら

 現行の線路の他に別の線路が敷いてあったな。」

と思い調べて見たら正解だったようです。

 

以前は、今ある線路が通過線として扱われており、

その他に待避線があったそうです。

 

ということは…

現行のホームの下に以前は待避線が敷かれており

待合室がある場所が昔のホームだったと考えられます。

 

長岡・新潟方面

上の写真をよく見てみると

右のスペースの端に黒い4本線が引かれていることから

右のスペースが昔のホームであったことは間違いなさそうですね。

 

ここで、

待避線がある時の貴重な映像を、YouTubeで見つけました。

YouTube土合駅を通過するムーンライトえちご

 (かと☆チャン様)

youtu.be

昔の土合駅はもっと暗くて怖いですね…

この動画見ると、待合室がある場所が

昔のホームであったことがわかります。

 

〔トイレは使用中止になっていた…〕

トイレ(今は使えない)

以前は、地下ホームのトイレは使えたようですが…

今は使用中止になっていました。(2023年現在

トイレは、地上に駅舎外(駅舎の左側)にありますので、

駅に入る前にトイレは済ませた方が良さそうです。

 

〔地下でビール造り!?〕

トンネル内の寒さを活用して、特製ビールが作られている

おもしろいと思ったのは、昔の運転事務室が、

クラフトビールに熟成の場となっていました。

トンネルの寒さを活用してクラフトビールが作られているんですね。

 

ここで作られたクラフトビールは、「モグラ熟成ビール」として

イベントの時にふるまわれるそうです。

 

〔よみがえる階段の試練〕

一通りホームを見学したので、帰ろうと思います。

 

しかし、帰るのにも…

338メートル462段の階段を上がり

階段24段付きの143メートルの通路を通り抜け約10分かけて

改札口に向かわなくてはいけません。

 

再び始まる階段の試練

下から見上げるこの光景…まるでハンター試験の始まりのようです。

 

〔階段に刻まれた目印〕

実は、階段にはとある目印があります。

数字が書かれた階段

それがこれ!!

段数がわかるようになっているのです。

 

つまり、486段を目標にして、数えながら上れば

モチベーションを維持できるではないか!?

 

では、数えながら上がっていきましょう…

1.2.3.4.5…

100段目…

 

200段目…

350段ちょい...

 

〔462段目〕

462段!!

トンネル区間である462段の階段を突破。

残りは143メートルの連絡通路だけなので、ここまでくればあと少しです。

 

そういえば、階段に刻まれた「1987-9」これは何でしょうか…

1987年9月で調べて見ましたが、何にも出てこないんですよね。

1987年は、国鉄がJRになった年だからそれと関係あるのか…

(知っている人がいらっしゃいましたら、コメントください)

 

〔扉からの応援メッセージ〕

お疲れ様の標識

実は、川を越えた後にある扉には、応援するメッセージが!!

しっかりと、出口までの距離と段数も示してくれてます。

 

テレビであったら、

「負けないで、もう少し、最後まで走り続けて~♪」

の曲がこのあたりから流れ出しそうですね。

 

〔最後の階段〕

最後の階段と通路

最後の階段です。しっかりと486段を示す数字が!!

最後の階段486段と通路

486段目を乗り越えれば、後は歩くだけです

そして、連絡通路を突破!!お疲れ様でした~

 

〔筆者が思う 土合駅に行く時の注意事項〕

土合駅に行く時の注意事項を書いていこうと思います。

 

①電車の本数が少ない

電車で行こうとしているあなた!!

土合駅は、電車の本数が少ないので注意してください。

 

平日一日5本

休日一日6本(一本は運転日注意)

※「臨時特急」は除く

(2023年10月現在)

 

くれぐれも乗れ損ねには注意です。

 

②トイレは、ホームに入る前に済ましておくこと

先程も述べました通り、

地下のホームのトイレは使用中止になっており、

トイレをするなら駅舎外(駅舎の横)しかありません。

 

トイレは、駅舎に入る前か待合室で待っている時に

済ましておいた方が良さそうです。

 

③体が不自由な人、怪我している人、体力がない人は行かない方が良い

こちらも先程述べました通り、地下ホームへは、

338メートル462段トンネルの階段と階段24段付きの143メートルの連絡通路

二つの関門を通り抜ける必要があります。

 

もちろん、スロープやエスカレーターがなく、バリアフリー化しておりません。

 

体が不自由な人、怪我している人、体力がない人は

出入り口から地下ホームへ(逆も然り)

行かないことをおすすめします。

〔感想〕

今回は、土合駅について紹介していきました。

 

「日本一のモグラの駅」と名乗るだけあって、

深さに驚いたのはもちろん。

 

薄暗い通路や先の見えない階段などもあり、

冒険している気分を味わえました。

 

また、無人駅となり寂しさが残っていましたが

駅事務室を活用したカフェやホームの寒さを活用したビールなどの

新しい取り組みによって徐々に変化しているように感じました。

 

今後の変化が楽しみです。

 

〔リンクまとめ〕

土合駅に行くに当たって、役立ちそうなリンクをまとめました。

(今回使わせていただいたリンクも入ってます。)

 

☆「JR東日本 土合駅

 駅の情報、駅構内図、時刻表を知りたい人はこちら↓

www.jreast.co.jp

リンク取得日:2023/10/15

 

☆「Google map」

 土合駅の場所を調べたい人はこちら↓

maps.app.goo.gl

リンク取得日:2023/10/09

 

☆「群馬県みなかみのグランピングDOAI VILLAGEとは?」

 「DOAI VILLAGE」と「駅茶 mogura」のリンクです。

 「DOAI VILLAGE」と「駅茶 mogura」の紹介が見たい人

 グランピング施設の予約をしたい人はこちら↓

doaivillage.com

リンク取得日:2023/10/09

 

☆「土木学会選奨土木遺産」(土木学会選奨土木遺産委員会)

土木学会選奨土木遺産」について

もっとを知りたい人はこちら↓

https://www.jsce.or.jp/contents/isan/

リンク取得日:2023/10/09

 

☆「JR上越線清水トンネル関連施設群」(土木学会関東支部事務局)

土合駅の歴史土合駅が「土木学会選奨土木遺産に選ばれた経緯

が知りたい人はこちら↓

https://www.jsce.or.jp/branch/kanto/04_isan/h29/h29_6.html

リンク取得日:2023/10/09

 

YouTube土合駅を通過するムーンライトえちご

(かと☆ちゃん様)

待避線がある時代の動画は、

かと☆チャン様のチャンネルから引用させていただきました。

ありがとうございます。動画はこちら↓

https://youtu.be/aRvjFJ_-7BI?feature=shared

リンク取得日:2023/10/09

 

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

 

私はブログを気まぐれに更新していたしますので、

これからもよろしくお願いいたします。